ストレスも引き金に!? 嫉妬深い40代女性は「認知症になりやすい」と判明

ストレスも引き金に!? 嫉妬深い40代女性は「認知症になりやすい」と判明

毎日、「●●さんのダンナさんは昇進したのにウチは……」とか、「○○さんが家を新築したのに私は……」など、人のことをうらやみ、嫉妬心を抱えて悶々としていませんか?

そんなことばかり考えていると、仕事や家事も手につかず、家族につらく当たったり、自分を責めたりと、いいことがありません。

「人のことを気にせず、自分の人生に集中して、毎日の小さな幸せをありがたく感じられたら、どんなに素敵だろう」とは誰もが思うことですが、面倒な人付き合いや仕事のストレスで、ついついネガティブになってしまうこともあるでしょう。

しかし、嫉妬やイライラばかりの状態では、脳が正常に機能せず、将来的な悪影響に繋がる場合もあるようなのです! 今回は、英語圏の健康誌『Health』の記事を参考に、“嫉妬心と認知症の危険な関連性”をご紹介しましょう。

 

■ストレスが与える脳へのダメージ

仕事の責任や人間関係、子育て、ホルモンバランスの変化など、40代前後の女性たちは、毎日さまざまなストレスを抱えています。その結果として、体調がすぐれないことや、イライラや嫉妬、怒りなど、ネガティブな感情が湧き出て来る場合も多いものですね。

でも、こんな感情の浮き沈みが毎日続いたり、極端だったりする場合は、自分自身が苦しくなってくるだけでなく、将来的な脳の健康にも影響があるというのです!

スウェーデンで40年間にわたり、平均年齢が40代半ばの女性を対象に行われた研究によると、極度の嫉妬や怒り、気分の浮き沈みなどの症状がある場合、“老後に認知症にかかる可能性が高くなる”という結果が出たそうです。

研究は女性対象に行われ、男性が同じ症状を経験するかは判明していませんが、女性の体は特に、年齢によって微妙な変化があるもの。そんな変化が起こす心への影響も不思議ではありませんね。

 

■原因解消の対応策をとる

「あらやだ、私のことかしら……!」と、思い当たるふしがある方もいらっしゃるかもしれません。もしあなたが40代を迎え、以前よりも嫉妬心やムードの変化、怒りなどを頻繁に経験するようになっていたら、それは危険信号かも。

「人のことは気にせず、自分のことに集中しよう!」と言うのは簡単なことですが、実行するのが難しいときもあります。でも、この状態から抜け出すには、自分の心の状態、そしてストレス源が何なのかを見つめる必要があります。

体と精神状態は密に関係しています。もし休むひまもないような生活が続いている場合は、睡眠時間を見直すなど、ゆっくり休養をとったり、少しでも1人になる時間を確保したりする努力をしてみましょう。

ヨガやウォーキングなど、精神を落ち着かせるエクササイズをしたり、マッサージを受けて癒されたり、食生活を健康なものに変えるのも大切ですね。

 

以上、“嫉妬深さと認知症”の関連性についてご紹介しましたが、いかがでしょうか? 嫉妬や怒り、悲しみなどの感情は自然なもの。でもそれが極端な場合は、自分の内に原因が潜んでいる場合も多いものです。

この機会に、自分が経験しているネガティブな感情がどこから来ているのか、まずはじっくり見直してみてくださいね!